ニュース&記者コラム

【小田原GⅢ最終日S級決勝】郡司 7車結束感謝のV

 小田原競輪・開設75周年記念「北条早雲杯争奪戦(GⅢ)」決勝戦が8月27日に行われ、7車結束した南関勢の4番手・郡司浩平(33=神奈川・99期)が3番手から抜け出した松井宏佑をゴール前でかわして優勝。

 当地記念は連覇で通算5度目、記念Vは21度目となった。

 レースは郡司がスタートを決め新村―北井―松井―郡司―和田真―松坂―鈴木裕―脇本―阿部で周回。青板Bから新村が早くも全開。打鐘過ぎ8番手から脇本が踏み上げるも、北井が番手捲りで不発に。最終B過ぎから松井もタテに踏み込み、最後は郡司が捉えて優勝。

 一流が集まる記念決勝で前代未聞の南関7車結束。絶対に結果を出さなければいけない一戦を、扇の要である郡司がきっちり勝ち切った。郡司は「前の気持ちも、後ろを固めてくれた先輩の気持ちもうれしかった。みんなで力を合わせて僕の優勝がある。本当にラインのおかげです」と何度も仲間へ感謝した。

 郡司を総大将に北井、松井、和田真…。神奈川の総合力は今や全国トップと言っていい。「記念もGⅠも一人でも多く勝ち上がろうとしている中で、逆に難しくなった」。今回も6人が決勝に進出し、並びを決める上でうれしい悩みも出てきた。最強の仲間たちとともに…。神奈川の絆を深めるエースの優勝劇だった。(渡辺 雄人)

 ◇郡司 浩平(ぐんじ・こうへい)1990年(平2)9月4日生まれ、神奈川県横浜市出身の33歳。市立横浜商高卒。2011年1月川崎競輪場でプロデビュー。師匠は父の郡司盛夫(神奈川=50期)。通算成績は1061戦388勝。1㍍67、80㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した郡司浩平は立川F1(9月6~8日)、2着の松井宏佑は熊本FⅠ(9月2~4日)、3着の和田真久留は向日町記念(9月5~8日)。

KEIRINスポニチ ファン必見!
最新ニュース配信、ミッドナイト詳細予想、記者コラム、ガールズケイリンなど無料で見られる情報が満載。そのほか、お得なキャンペーンも。